災害時の命の糧になる土嚢袋|使い捨てがお勧め

土の要らない土嚢

土嚢

水に浸けるだけで頑丈に

河川の氾濫などによる水害のニュースをテレビ等で見ていると、消防隊員や地域住民が家の周りなどに土嚢を積み、水の流入を防いでいる光景をよく見かけることがあります。土嚢は麻やポリエチレンなどを原料とする丈夫な布袋で、中に土砂を詰めてレンガのように積み上げることで、水や土砂崩れなどの被害を食い止めることができます。最近では土を使わず、水さえあればすぐに使用可能となるタイプの製品もあります。土を使わないタイプの土嚢は、吸水土嚢といいます。その名からも分かる通り、吸水土嚢は水を吸収することで膨張し、重さや強度が増して土嚢の役目を果たすことができる製品です。自然乾燥させれば再利用にも耐えるため、経済性にも優れています。

都市型水害対策に最適

最近は都市型水害といって水辺以外の場所でも水害に見舞われるおそれがあることから、もしもの場合に備えて各家庭でも土嚢を常備しておくことが推奨されています。ただ、庭付きの住宅に住んでいる人や近くに公園や土手などがある家はともかく、集合住宅や街中の商店等にあっては、とっさに大量の土を確保するのはほとんど不可能です。そんな場合に便利なのが吸水土嚢です。吸水土嚢は普段は重さ数百グラム程度の薄い袋で、折りたたんでどこにでもしまっておけます。しかし水に浸けると中の吸水性ポリマーが水を含み、数分間で重さ10〜30キログラムの強靭な土嚢になります。シャベルなどで土を袋に詰めて手作業で作るよりも、迅速かつ手軽にたくさんの土嚢を用意することができます。